世界中の人間の手を集めて博物館をつくり、平和の施設に、てのひらの作品を設置するのが私の夢である。


by tunisianoyoru

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 山田アキラのてのひら研究博物館~101人のこどもたちとせんせいの手~

 5月ゴールデンウィーク明け11日から開催!!!

 詳細 2011年5月11日(水)~5月29日(日) 10時~18時 月・火曜日は休館。

 場所 滋賀県 愛荘町立 びんてまりの館(愛知川図書館)

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 今回はびんてまりの館の企画展です。200名以上の人達と関わり、制作しました。

 てのひら彫刻博物館のメインテーマは『人間について考える人達』ですが、今回は『こどもたちと教育』という文脈で統一した企画展です。

 びんてまりの館のある、滋賀県の愛荘町は人口2万人程度の地方の町です。交通の便は悪いのですが、今年で10年目の比較的新しい、図書館と一体となっている博物館施設があります。

 びんてまりの館とは、滋賀県指定の伝統的工芸品、びんの中にマリが入っているびんてまりという『奇妙なオブジェを展示しているマニアックなやかた』なのですが、図書館と併設されていることもあって、大きな展示室を持っています。

 びんてまりと何の関係があるのか謎ですが、過去に彫刻家、朝倉文夫、写真家、土門拳など、普通はびびってやらないようなビッグネームの展覧会をしていて、意味不明で不気味です。

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 朝倉文夫も土門拳も、私にとってはお手本にしていた作家なので、とても気になっていた展示空間だったわけですが、一年半ほど前からびんてまりの館にちょくちょく関わるようになって、気が付いたらびんてまりの館で展覧会をすることになっていました。この展開の早さには自分でも驚いています。

 私のてのひら彫刻をつくるためには、他人の手を借りねばならず、ひとつ作品をつくるたびに、一人の人間と知り合うことになります。今回は小学生の手からどんどん人から人へ伝わっていって、最終的に町長のてのひらまで作品になってしまったので、まさに地域そのものが展覧会になっているという様相です。このびんてまりの館の戦略、実にうまかったなと言わざるをえません。

 私にとっても、愛荘町の、学校、図書館、博物館、地域全体が魅力のあるものに見えたし、そうでなければ、この企画展はなかったと思います。直接関わっていただいた人達、影で支えていただいた人達、そしてこの展覧会に興味をもって、滋賀県のびんてまりの館に足を運ぼうとされている方にも大きな感謝の気持ちを届けたいと思います。在り難き仕合せであります。

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 山田アキラの次回展については、滋賀県はアール・ブリュットで、アジアの中心的位置にあることなど考えまして、福祉をテーマに持ってきたいと考えています。
 どこでするかについては未定です。御紹介いただければありがたいです。

 このてのひら彫刻の企画をここまで進めることができたのも、これまで協力していただいたみなさんのおかげです。あのときの手の作家どうなっただろう?そういえば、あの男はあれからどうなったのか… そんなことが気になったら、ぜひ展覧会をみにきてください。
by tunisianoyoru | 2011-04-28 00:27 | 作家活動日誌(第二部)